シビウ国際演劇祭(Festivalul Internațional de Teatru de la Sibiu 、略してFITS)は、今年31周年目を迎えるルーマニア中部のシビウで開催される演劇祭だ。 今年のテーマは、「Friendship」 プログラムは、4/18日の10時(現地時間)に発表され、現在既にHP…
注:全然嬉しい誉め言葉の多いような感想ではありません。 今まで日本にいる時はコロナで、全くそういう日本の重要な演劇について観れていないし、今後も行けるかどうか分からないと思ったので、9/8~9/9に人生経験として初めて利賀村に行ってきた。古代ギリ…
久々のブログの更新で、メイさんに紹介してもらっているのにも気づかなかった。 199.hatenablog.jp ありがとうございます。豊岡演劇祭で会えるのが楽しみ(私信) 帰国後、何故か一時帰国と間違えられることが多い。そうしたい気持ちはありつつ、しかし目の…
前回に続いて世界演劇祭の感想を述べていく。 bnanananana7.hatenablog.com ④『10 𝘖𝘥𝘥 𝘌𝘮𝘰𝘵𝘪𝘰𝘯𝘴(10の奇妙な感情)』サール・マガル @フランクフルト劇場 作品解説(芸術公社Twitterより) 記憶と歴史的責任についてどう語るか。両者が生み出す、時に矛盾す…
7/11〜7/15までフランクフルトに滞在し、相馬千秋さんがプログラムディレクターを務める世界演劇祭のプログラムを鑑賞することができた。 Bockenheimer Depot外の巨大看板 今回の旅行について 旅程図 本題の演劇祭で観た作品の感想に移る前に、今回の旅程に…
気がついたら、忙しく、しかし楽しい演劇祭は終わってしまった。注目作が多く上演される最後の二日間の観劇記録を残していきたい。 9日目 ㉑Vertigo Dance Company “Makcom 30” @Ion Besoiu ウォーク・オブ・フェイム(ハリウッドのように敷石に有名な演劇人…
7日、8日目はカンパニーアテンドの仕事がありほとんど作品は観れなかったので、四日間をまとめてブログに残したいと思う。 5日目 ⑭Tiyatro BeReZe “Macbeth / A Nightmare For Two” @sala Studio トルコの劇団によるシェークスピア原作の『マクベス』の上演…
三日目と四日目の観劇についてのブログを書いていく。すごく暇なわけではないのだが、夜には時間があるので沢山演目を観ることが出来ている。 ⑥“Arrived” @Youth Park(屋外) 噴水に入る前の様子。真ん中にいる衣装を持っている人は観客。 スペインとリトアニ…
今年もトレーニング期間があっという間に終わり、忙しくしていたら演劇祭が始まってしまった。今年も、まとめのブログを書く前にとりあえず二日ずつくらいで観劇記録のブログを残していこうと思う。 大通りの入り口にかけられた横断幕 今年もまた再参加して…
この後も『UNTITLED F*CK M*SS S**GON PLAY』や『チャーリーとチョコレート工場』、『SIX』、『ジーザスクライストスーパースター』、『ハミルトン』等々、面白い作品の上演が続々あるマンチェスターだが、もう移動しなくてはいけないのでこの二作品が最後の…
期末のエッセイ提出も終わり、イギリスから移動する前の最後のロンドン滞在として三日で計六作品観劇した。ウェストエンドでは、端席だと日本で観るよりも安く5000円以下で大体チケットが手に入るので、あまり普段はチケットを買うことが出来ない商業ミュー…
最近のイギリスは、気温も上がってきて、天気も良くお出かけ日和で本当に良い季節です。そんな五月中旬の観劇記録を残していきます。 5/19 Katie Mitchell 演出『A Play for the living in a time of extinction』 @Shakespeare North ケイティ・ミッチェル…
学期末で課題に追われ執筆の時間が取れず、溜まっていった観劇作品について記録をつけていきたいと思う。ほぼ一か月前の作品もあるので、あやふやな感想になるかもしれない。 全部一気に書こうと思っていたが、かなり長くなってしまいそうなのでとりあえず3…
第一セメスター後のブログに引き続き、交換留学で学んでいるマンチェスター大学で第二セメスターで勉強したことを簡単にまとめ、紹介していく。 bnanananana7.hatenablog.com 今回は、特殊な履修方法で、演劇学の授業を2つ受講して、もう一つは留学生向けの…
ルーマニアのシビウ国際演劇祭は今年30周年の記念の年を迎えます。 このブログでは、「実際にルーマニアにボランティアに行くけど、何を見たらいいのか分からない…。」また、「行く予定はないけど、どういう演目が上演されているか気になる」という人向けに…
イギリスは劇場文化が盛んであり、平日・休日問わず沢山の公演が上演されている。長い人生の中で、マンチェスターに来て、演劇を観る機会がある人はそう多くはないだろう。しかし、それぞれの劇場に特徴があり、面白さがあり、かなり魅力的だ。観劇に行くと…
観劇のブログが滞っていたので、とりあえず3月内の公演は振り返っていきたい。今が一番観劇スランプ状態で、イギリスに来たばかりの時に比べてあまり刺激の強い、筆を走らせたくなるような公演に出会えていない。4月内は課題もあって観劇を抑えているので、…
リヴァプールの中心街にあるEveryman Theatreでの上演。劇場の芸術監督も務めるSuba Dasの演出(この演目で男の演出家かという気持ちはありつつ…)。 劇場前に飾られているポスター。 キャリル・チャーチルはいわずと知れた、代表的な現代イギリス劇作家であ…
まだ気温が全然上がっていないが三月だ。今月は意味が分からないくらい面白そうな演劇が目白押しであるため、観劇のスケジュールがめちゃくちゃなことになっているし、少し遠くの劇場で上演される作品やチケット代のかさむ公演はかなり諦めている。 劇場も少…
先週末、Hope mill Theatre という独立系小劇場に初めて行って観劇してきた。この劇場は、他の小劇場とは少し異なり、他のアーティストへの貸館事業よりも、新作や輸入作品を自分の劇場で製作し、ロングランで上演することを中心に据えたタイプの劇場のよう…
最近、日本のTwitterで話題になっている、「ムーラン・ルージュ」のチケットが高すぎる問題。その流行に乗りつつこのブログを始めたいと思う。「ロッキー・ホラー・ショー」は日本でも去年2022年にパルコ主催、河原雅彦演出、古田新太主演で上演されている。…
Papergang Theatre ‘A Bouffon Play About Hong Kong’ HOMEシアター PUSHフェスティバルという劇場の催しの一部の公演。Isabella Leung作・演出で、2021年にはThe Women's Prize for Playwritingの最終候補作に残ったらしい。タイトル通り香港にまつわる話で…
先週の観劇の後、授業で観客論を勉強してからブログを書こうと思っていたため時間が空いてしまった。授業では、ジャック・ランシエールの『解放された観客』と、Royona Mitraの'Decolonising Immersion: Translation, spectatorship, rasa theory and contem…
マンチェスターでの観劇生活再開の始めは、まずお気に入りの小劇場での観劇からだ。 ① Gary Clarke Companyの“WASTE LAND” (2019初演) 開演前の様子。友達と来たのに、色々あって分かれて座っている。 徒歩三分ほどの一番近いコンタクトシアターでの観劇。…
クリスマス休暇での、ロンドンの観劇録も最終回だ。 学期が始まるとロンドンに行くような余裕は全く無くなってしまうので、結局日帰りも含めて三回も行き、観劇を繰り返した。ロンドンは本当に劇場がいっぱいあって、夢のような場所なのだが、観劇する以外の…
今日は日曜に上演しているそこまで高くない作品を選んだら、どちらもディズニーになったという偶然のディズニーDAY! ①『Newsies』 上演前の舞台の様子 日本でも上演されたディズニーミュージカル。ウェストエンドの劇場街ではなく、少し離れたところにある…
課題で本当はそんな余裕も無いっちゃないのだが、この機会を逃し学期が始まると更にそんな余裕も無くなるので、観劇旅行二回目に行ってきた。帰ったら勉強に集中するために旅行中に簡単にブログを書いておきたいと思う。 『&juliet』 シェイクスピア作『ロ…
こう思い返してみると、前回の『Wicked』、『RUINATION』に続き、『Hex』と魔女物を観ることが多い今回の観劇旅行。課題にかかりきりになって全然ブログを書く時間が取れなかった!ということで、曖昧で簡単なブログになります…。 『Best of Enemies』in Noë…
初めてロンドンに行ってウェストエンドで観劇してきた。完全に観光モードで観劇中のメモもあまりしなかったので、このブログもただの思い出語りになる可能性が高いがせっかくなので書いていく。 『Wicked』 開演前の様子。当日券なのに意外といい席。 当日の…
2022年内に終わらせられなかったが、せっかくなので一学期で受講した授業を簡単に振り返りたいと思う。 私は、交換留学の一年のプログラムでマンチェスター大学に通っており、特に演劇学の授業をとっている。三つの授業だけの限られた経験であるものの、この…