バナナの木

演劇学を学ぶ大学四回生です。自分の勉強のために観劇の感想を書こうかと思っているブログ

シビウ演劇祭二日目・三日目


忙しい、というかあまりなにもやってないけど公演は見れないような時間もありつつで、Indoorのパフォーマンスは全然見れていない。 
担当する劇団の公演はかなり深く入り込んでみれているし、仕込みとかを観るのはすごく面白いのでそれはそれで充実しているはず。 
公演はまた観客としてこよう。 
 

ドイツのOakleafのNatural Cumbia

魚とかタツノオトシゴとかの高く竹馬みたいにしての練り歩き 
大きくて、蛍光色で目を引く 
なんか海月姫の衣装みたいだなとも思った。 
見た目には海の生き物で涼しげだけど、演者は大変そう(隠して演じてるけど)

スペインのEfimerのTraps 

三体の可愛いでかい恐竜が人にちょっかいを出しながら練り歩くというもの。帽子が狙われて帽子を被っている人が教われていた。絶対子供が好きなやつという感じ  

ルーマニアの学生の銅像パフォーマンス

Departamentul de Arte și Media, Facultatea de Litere, Universitatea din Craiovaというルーマニアの大学生の公演。The Living statue festival(生きた銅像のフェスティバル?)を平行して開催しているようだ。 
シェークスピアの登場人物のキャラクターをブロンズ像の機械的な物質的な動きで表現するというもの。テーマが愛らしく、ロミオとジュリエット、リチャード三世とレディ・アン、フォルスタッフと娘たち(ウィンザーの陽気な娘たち)が出てくる。愛がテーマということもあって?登場人物のほとんどがキスをする。結構笑いをこらえきれてないというか、人間的な部分が見えていて、いいのかなと思った。 

フランスのLes P'tits Brasの'Cabaret Bruits de Coulisses'

初日と同じような空中ブランコを含んだサーカスだったが、中世?(本当のその時代のパフォーマンスをあまり知らないので?を付しておくが)がコンセプトらしく、歌あり、髪を使ったつり上げあり、なんでもありのカオスさがあり、そのカオスさが初日の正当派なものよりも自分の好みだった。 
舞台がHebermanの中心にあり、バックステージが見えるようになっていた。カーテンが閉まると表のパフォーマンスは見えず、演者の待機や着替えが見えるので、どういう意図で見せてるのかわからなかったが、それも含めてパフォーマンスということらしかった 

スペインのEfimer(恐竜とおなじとこ)のDance of Death

他のボランティアの子たちとhuman chainになって、観客が進行を妨げないようにしながら、ちゃっかりかなりいい場所でパフォーマンスを見た。大きなスケルトンの操り人形?のようなものが通りを練り歩くもので紙吹雪や水がでる演出があって、クラブに流れているようなアゲアゲの音楽で、途中までは楽しんでいた。しかし、一時間くらいたつと、さすがに同じことの繰り返しということに気づいてしまって、急激に周りのテンションについていけなくなって途中離脱してしまった。

 

兎に角今は、自分の担当以外のIndoorの公演が見たいという気持ちにさいなまれている。今日はどうにか見れるはず‥‥。